お菓子の歴史を知ろう

世界最初のお菓子とは

ロールケーキにしろ、スイスロールにしろ、その起源は全く同一とは言いがたいところもあるかもしれませんが、史実的に見ればそれは瑣末な問題だ。世界的にお菓子の歴史というものを紐解くと、そのルーツは非常に古い。先に上げた古代ローマから『砂糖』が登場したことで、当時国を支えていて贅沢の限りを尽くしに尽くしていた貴族たちにより開拓された文化となっている。ロールケーキの話をしていると、やはりルーツとなっているスポンジケーキがいつ開発されたのかという話にもなります。

なのでここでは少しお菓子というものが一体いつから出来たのかという、話で気になるところをピックアップしていこう。ただお菓子と言っても幅が広すぎるので、ロールケーキに縛って考えていくと行き着くのは『小麦粉』に関連した物を中心にしていくといいだろう。というわけで歴史の起源から見ていくと、古代ローマよりも遥か過去に存在していた古代エジプトにまで遡るという。古代ローマを機転にすればおよそ2,000年も前の話にまで至るというから、なお驚きだ。ですがこの当時開発されたお菓子は今と違って、甘味とは程遠いものとなっている。砂糖というものが生み出されたのは古代ローマ殻となっているため、原点としては古代ローマとみて問題ないかもしれませんが、やはりお菓子が生まれたきっかけとなるものは何だったのかという話にも触れておかなければならない。

それは何を隠そう、今では日本でも中心的な食事の1つとして親しまれている『パン』の存在だ。スポンジケーキのスポンジも元はパンを始点として誕生するようになった。そこからどのように流れていくのかを見ていこう。

ただのパンに用はない

エジプトで開発されたパン、それが今へと続く菓子文化への発展を促すものになるのはこの後のこととなる。この時代においてはパンは貴族を始めとした王族が食すものだったと見ていいでしょう。贅沢品だったパン、その後の技術研鑽によって甘味源となる果実や動物の乳といった物を融合していくことにより、それっぽいものが出来上がったとも言われている。予め言っておくが、あくまで『それっぽい』だ。我々が想像する甘味とは程遠く、甘みというには何処か求めているものとは違うと感じる物となっているので期待はしないほうがいいでしょう。恐らく現代人が食べても美味しいと感じる要素は少ないはず。

ただいうなればこの時代の凄いこととは、この時代からパンを作る製法が存在していたという点に着目して欲しい。これが後にギリシャへと流れていったことで、古代ローマ人の食文化へと大きな変化を及ぼすことになるのです。それを踏まえて考えると、ロールケーキの原点となった初期のスポンジケーキがすごく思えてくる、ただやはり甘いお菓子とはかけ離れた物となっているので、期待するほうが無駄だと言いたくなってしまいます。

パン作りの技術が開拓されたことにより、ギリシャではそれらの用法を元にして主食となる食事文化へと取り入れるようになり、さらには甘味という1つの食文化たる分野を切り開いていくことになる。当時の食事作法については不問にしたくなるほどの快挙をしたので、横暴だろうとなんだろうと許したくなってしまう。それくらい偉大なことをしたと、甘いモノが大好きな人たちは古代ローマ人には感謝すべきなのかもしれません。

またこの頃より、パンと菓子とは分かたれた物となっていき、初期こそ貴族などの富裕層のみが食べるものとして普及していましたが、一般庶民にも伝播していく。

中世以降からが勢いを更に増していく

原点こそパンとして扱われていた菓子文化はローマにおいて文化として確立された後、ヨーロッパ各地へと伝播していく。今でこそパティシエにとっても修練の地としても知られる、フランスにも流れていった。当初フランスにはまともに料理文化というものが存在していなかったため、菓子文化が流れるまでに基本的な料理を覚えて何とか真似をするように応用に応用を重ねていく。現代人が普段から食べているお菓子が誕生したのは、1590年以降から誕生していくことになっている。

菓子として確立されるまでおよそ1,300年以上経過した時に生み出された。ここまで来るのに長く長い道のりがかかっているのは良く分かるだろう。またこの頃お菓子に関して触れるエピソードとしては、やはりマリー・アントワネットの名セリフともいうべきあの言葉だ。

『パンが無ければ、お菓子を食べればいいじゃない』

本人が言ったわけではないというのが判明しているものの、この頃はまだ貴族にとっての嗜好品でしかなかったお菓子について触れていると解釈され、国民の怒りを増幅させてしまった。ただこの時発言した意図には、お菓子ではなくパンのことを指していたとも言われており、中々興味深い話でもある。実際には奥ゆかしく、国民のことを大事に考えていた稀代の王妃という品格も備えていた事もあって、現在では悪女として語られることもなく、某女優が自分を生まれ変わりなどとのたまう事もなくなっているくらいに落ち着いている。