よく似ているロールとスイス

そもそもどう違うのか

ロールケーキの話題に触れていますが、この手の話に関係してくるものといえば当然出てくるものはロールケーキによく似ている、というか酷似していると言ってもおかしくはない物があります。普段コンビニにも展開されており、人によってはロールケーキよりも食する機会が多いと思われる『スイスロール』の存在だ。ちなみに言えば、この2つは根本的なところが違うという、唐突もなく結論だけを述べさせてもらう。それは何となく言われるまでもなく気づいていたという人もいれば、別にどっちがどっちでも食べられればそれでいいんじゃねっという雑食精神の方もいらっしゃるでしょう。

確かに食べられればソレに越したことはないと思います、食べ物を寧ろ作りすぎて粗末にしている印象が強い日本人にしたら、瑣末な問題でしょう。これがアフリカや中東などの情勢が安定せず、常に貧困に喘ぐ人々に言わせれば贅沢の極みでもなんでもありません。だから食べ物は例えどんなことがあっても残してはいけないのが原則です、食べられなければそもそも食事に入れる必要はないと思う。とはいえ好きなものだけ食べても栄養とか身体機能の低下などのデメリットが生じてしまうので、中々うまくいかないものだ。

話が逸れたが、大元から似ていると勘違いしている人は恐らく少ないのではないかと思う、スイスロールとロールケーキについてですが、少しその違いというものを独自考察から入っていって、何処が違うのかを分析していってみよう。

立ち位置として

ロールケーキとスイスロール、この2つを何故かロールスロイスを連想してしまうのは気のせいだろうか。そんなことを考えつつ両者の違いについて考えてみると、まずそもそも食べ物のジャンル的には同一と見ていいだろう。どちらも『お菓子』であり、食事というものの中には組み込まれない、ティータイムなどに食されるものと見ていいのはどちらも同じだ。ただ前者のロールケーキについては、どこぞのホテルなどのデザートとして提供される可能性は、無きにしも非ずでしょう。これでスイスロールが出てきたらシュールですが。

お菓子であることに変わりないものの、もう少し細かく分類するとしたらどのように分けられるのかを考えてみる。あくまで個人的な観察となるが、

  • ロールケーキ=お菓子=デザート
  • スイスロール=お菓子=菓子パン

といったところではないだろうか。当たっているかどうかはこの際問題ではないでしょうが、そもそもコンビニなどで陳列されているスイスロールのことを考えて欲しい。ロールケーキであればきちんと冷蔵箇所にて展開されていなければならないが、スイスロールに至っては常温のところに置かれています。しかも中にはエアコンなどきちんと空調管理がされていないようなところに展示している、なんてコンビニもある。それはそれで色々と問題がありそうだが、この際良いだろう。

果物を使用するかどうか

そもそもロールケーキを何かと食べようとする人もいないでしょう。飲食物として見ればロールケーキとスイスロール、2つの違いは非を見て明らかだからだ。何せ前者は生地もそうだが、生クリームと果物をふんだんに盛りつけているところもある。これはいうなれば創作物の果てに生み出されたものと言っても過言ではありません。創りだした人はよくここまで創意工夫が出来るものだなぁと、菓子職人の芸術感性には脱帽させられる。

たまにテレビでも放送されているお菓子コンクールの作品を見る度、どの業界にも非凡な才能を遺憾なく発揮している人はいるものです。ただお菓子の最終的な落ち着き方は人間の胃袋となっているので、何とも言えない空気が漂うだろう。食べられないと言われても、結局は美味しく召し上がってもらわなければ料理人としては悲しいものだ。食べて欲しいけど、実は食べてもらいたくはない、そんな二律背反した鬱屈した思いを抱えている人ももしかしたらいるのかもしれませんね。

どちらが先に流行ったか

ですがこの2つの内、どちらが日本に普及したかという点を紐解くと実はスイスロールの方が先だったりする。しかも昭和30年代にはすでに一般的なおやつの代表格として不動の地位を形成したとも言われているので、いうなればスイスロールは庶民のおやつとして、ロールケーキはちょっと贅沢なデザートとして見ると、異なるということを明確にできるでしょう。

まぁ大人になれば、瑣末な問題に気にする暇もなく、ただただ日々を生き抜くために出来る事をして、やることをやらないとスイスロールすら買えなくなる経済状況に追いやられることもあるため、安く購入できて気軽に食べられるというのはありがたいことです。