関係しているようで、関係ない

スイスロールと言われて

ロールケーキと呼ばれるものは、日本ではない海外で開発されたデザートの一種だろうとすぐに連想できると思います。ケーキの起源はそれこそ美食家という名の飽食共が跋扈していた古代ローマを起源として、その後フランスへとお菓子という概念をもたらしています。それからフランスの類まれなる芸術的センスによって、1つの文化として大成するまでに至っています。お菓子がこの世になかったどうなっていたかと空恐ろしくなる人もいるでしょう。

それに対してスイスロールについてはどうだろうか。これは誰しも最初は思ったのではないでしょうか、名前なだけに『スイス』では一般的なおやつなのだろうと。筆者も幼少時はそう考えたこともある、子供だったからというのもあるかも知れないが、安直思考が許される子供だからどのようにいったところで問題はない。ただそうではないとその時教えてくれた人は、鼻で笑いながら指摘したという腹立たしい思い出があるくらいなので、そいつは貞○辺りに呪われて野垂れ死ねばいいのにと思う。

また話が脱線しかけているので修正しますが、スイスロールと言われるお菓子はスイス出身のものではないのです。ではなぜスイスと呼ばれているのか、その理由を紐解いてみるとロールケーキもスイスロールも、実は英語という言語の中では一つの言葉で一括りにされているからだ。

英語の世界では

ロールケーキとスイスロール、この2つは日本語的な分け方により全く違う存在であるかのように演出されている。ですが海外の、英語圏においてはロールケーキにしてもスイスロールにしても、全く同じ言葉としてまとめられているのです。どのように表記されるのかというと、

Swiss roll

このようになり、どちらとも同じ言葉として分類されるのです。そのため、英語圏ではロールケーキだとか、スイスロールだとかの面倒くさい区分はしておらず、どっちも同じものだからそれでいいんだという精神がとても強かったりする。さすがは合理性がまかり通っている外国だとその文化性には称賛すら送りたくなる、どうして日本人はこんな面倒な分け方をしたんだろうなぁと言葉の難解さには呆れさせられる。

元は一つの言葉だったのがどういうわけか、気づけばロールケーキとスイスロールという2つに分割されてしまい、スイスロールというお菓子が普及し、ロールケーキというデザートが日本人には当たり前となった。なので日本に訪れた外国人は益々混乱することになるでしょう、スイスロールと注文して想像しても見ないような安っぽいお菓子を提供されて、キョトンとしたなんてことが。日本で言うところのスイスロールとはコンビニで一袋100円程度で販売されている、小学生でも気軽に購入できる程度のお菓子となっています。なので、ロールケーキが欲しい場合にはきちんとそう伝えなければ、日本では伝達はしない。これをめんどくせぇという以外に他何があるか。

こんなロールもある

また世界には『ジュリーロール』なるロールケーキやスイスロールの縁者がいることをご存知でしょうか。ジュルーロールとは何ぞやと疑問に感じる人もいると思うので簡単に説明すると、通常のロールケーキではあまり使用されないだろう、ジャムを巻いたものとなっています。いうなれば、スイスロールの中身がバタークリームと一緒にジャムも同様に配合されているものだ。日本ではさほど有名ではないこのケーキは、アメリカでは一般的なスイスロールの代表格となっている。日本で食べているものとは大分違っていますが、分類的にはさほど異なる点が出てしまっているなどの問題はないため、そこを間違える人はいないでしょう。

食べてみたいという人もいるかと思いますが、店頭で見かける機会はそれほど多くはないと思うのでアメリカなどにひとっ飛びして食べてくるといいだろう。

ジャパニーズロールについて

スイスロールの話をしていると、インターネット上ではこんな噂が立っているという。

スイスでは、スイスロールのことを『ジャパニーズロール』と呼んでいる

お馴染みといえばお馴染みですが、ネットの住民たちによるふりかけ効果により、そんな風に呼ばれているんだなぁと関心した人もいると思います。そんなわけないだろうと。永世中立国の人たちはのんきすぎる、アホの子みたいな思考をしているのかと疑いたくなるところですが、根も葉もないデマ情報となっている。

何せスイスではロールケーキなどのことを『ルーラーデ』と呼ばれているからだ。面白がって誰かが捏造した言葉なのはよく分かるでしょう。面白いからという一言で許されることかもしれませんが、スイスにしてみればいわれのない風評被害を受けていそうで、後が怖そうな話題でもある。